2017年5月31日水曜日

リーダーシップ研究アカデミーラーニング講座番外編:「リーダーとしてのお悩み」ツールを使って解決案を考えてみよう! (第一回)

「リーダーとしてのお悩み」ツールを使って解決案を考えてみよう! (第一回)
リーダーシップ研究アカデミー ラーニング講座番外編
http://e-uls.org/courses/course/index.php?categoryid=44

2017年4月25日(火)午後、ある勉強会で「12のリーダーシップストーリー、課題は状況対応リーダーシップ®で乗り切れ(以下、12LSと略します)」を使ってリーダーの方々のお悩みを話し合う機会をいただきました。



事前に「リーダーのお悩み」として参加者の方々からエピソードをいただきました。それを、12LSで解説されているリーダーシップ地図®とリーダーシップ診断項目表を使って、解決案を考えてみることにしました。





さて、まずひとつめの「リーダーとしてのお悩み(1)」です。現場の生々しい? 生き生きとしたお悩みです。

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リーダーとしてのお悩み(1):見積はだれが作った?

ご自分の立場:プロジェクトリーダー(女 30代)
悩んでいる相手:自分の上司(男 40代)

以前、あるプロジェクトで見積もりをしたところ、上司から「これは高すぎるだろう!もっと安くできないの?これでは受注できないよ。」と言われました。
当時のわたしは見積もりの根拠を説明しましたが、それに納得してもらえず、かといって、受注できないのはまずいと思い、結局、上司が言う通り、根拠なく2割減で見積もりを出して案件を受注しました。

しかし、結局当初見積もっていた程度の工数が必要になってしまい、赤字を出してしまいました。
それに対して、上司は、途中でフォローしてくれるどころか、「何故もっとうまくやれないのか?見積もりしたのはあなたでしょ。」とハシゴを外されてしまいました。

プロジェクトの状況は毎週報告していましたし、上司は顧客とも長いお付き合いがあるので、もっとうまくやれたのではなかったかと思います。

こんな状況だったのですが、リーダーとしてどうすればよかったでしょうか。
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30代の女性プロジェクトリーダー、こんなことはよくある話だと聞きました。さて、どうしましょうか。

こんなことが繰り返されたらやる気なくなりますね。上司は最低!と思いますね。

こんな状況を「12のリーダーシップストーリー、課題は状況対応リーダーシップ®で乗り切れ」で整理してみます。そして、自分なりの解決案を検討してみましょう。

最初に、リーダーシップ診断項目表を使って整理します。
リーダーシップ診断項目表では、「現在、目の前で行わているリーダーシップは、どのような状態か?」を整理するために、以下の項目に分解して検討します。

  • やろうとしていること、やっていることはなにか? 
  • だれがやろうとしているのか? 
  • だれと一緒にやろうとしているのか? 
  • お互いに「なにをやろうとしている(やっている)」のか共有しあっているか?
  • リーダーのとっている行動は適切か? 
  • 適切ではない? フォロアーの動機を深掘りしてみよう・・・<以下続く>


<続く>引用元:「競争のリーダーシップから調和のリーダーシップへ」
http://uls-aami.blogspot.jp/2017/05/blog-post.html