2016年6月1日水曜日

51%の組織が、社員のリーダーシップをうまく開発できていない

51%が、社員のリーダーシップをうまく開発できていない

影響力を使わない、あるいは影響力を知らない組織の51%が、社員のリーダーシップをうまく開発できていないというデータがあります。



リーダーシップは影響力。リーダーシップに関心がある人なら、だれでも知っています。
リーダーシップは上から下へと思っている人でも、影響力といえば、上から下へだけではなく、下から上へ、横にも、組織横断的に使えるとわかります。

上司から部下だけではなく、部下から上司へ、同僚から同僚へ、取引先へ、お客様へ、どんな相手にも「影響力」を知ることで、うまくいくかどうかわからないギャンブルではなく、どうすれば有効な影響をおよぼすことができるかがわかります。


影響力の成功率を高めることができる

リーダーシップ開発を考えるなら、どのような影響力を、どのような状況で使うのかを知ることが重要。

影響力のもととなる「パワー基盤」には7種類あります。
上記調査によると、現代の組織において有効なパワー基盤は、専門力、公権力、人格力の3種類とのことです。
出所:同上



世代別に見る有効なパワー

効果的なリーダーシップに有効なパワーは、専門力、人格力、公権力の3つだということが、調査でわかりました。

世代別に見ると、ベイビーブーム世代(50代~70代)、Generation X世代(30代~50代)、ミレニアル世代(10代~30代)ごとに重要と考えるパワーは異なるようです(世代分類は米国のもの)。
  • 50代~70代にとっては、公権力と人格力。
  • 30代~50代にとっては、専門力と人格力。
  • 10代~30代にとっては、情報力と専門力。
公権力とは組織の地位が与えてくれるパワー、地位があることで他人がパワーを感じてくれること。
専門力とは、専門性があることで他人がパワーを感じてくれること。
人格力とは、この人のためならと他人が感じてくれるパワーのこと。
情報力とは、必要とする情報を持っていると他人が感じてくれるパワーのこと。

さて、この情報は、みなさんのリーダーシップ発揮にとって役立つでしょうか?



これらのパワー基盤をどのような状況でつかうのがもっとも有効か。



お問い合わせ
リーダーシップ研究大学・CLS Japan本部
050-5806-3523